[読書メモ] Amazon Web Servicesコスト最適化入門
概要
手を動かしながら「Amazon Web Servicesコスト最適化入門」をやり終えたメモ
【ダウンロード版】Amazon Web Servicesコスト最適化入門 - ohsawa0515 - BOOTH
結論
AWSのコスト見積りは仕事がらやるけど「コスト計算が得意です」「コスト計算を専門に勉強しています」という人は少ないと思う
一度集中的に勉強して少し差別化もはかりつつ、仕事で自分のために役に立つ知識が得られる
どういった本なの?
本書では「コスト削減」ではなく、 AWS の特性を活かすことで AWSコストを「最適化」することに主軸を置いています。
不必要なスナップショットの削除や、アタッチもされていないEIPを解放して「コスト削減」しようといった
ムダなリソースの発見方法・効率的な掃除方法の紹介した書籍ではないです
リザーブドインスタンス/Saving Plansの有効な利用法、データ転送量(NAT Gatewayなど)の課金発生のポイントや、
Athenaを利用したコスト分析のクエリ例などなど、AWSならではの料金の考え方について説明された書籍です
よく学べた要素
- リザーブドインスタンス/Saving Plans
- 割引が適用される条件を詳しく説明されている
- データ転送料が発生する箇所
- 筆者のブログポスト見てこの本を買おうと思ったきっかけでもある
- リソース毎の料金をAthenaで分析方法
- Athenaは初物。触りだけでもわかったので有意義だった
知りたかったところ
アプリケーションによる部分だけど概算の求めた方が知りたかったが、それは載っていなかった
- データ転送量の概算見積り方法
- RDSのI/O数の概算見積り方法
手を動かたした箇所
コスト配分タグも試したかったけど、EC2などの動かすリソースがなかったので別件ついでに試す予定
- Pricing Calculator(コスト計算機)
- Cost Explorer(コスト確認)
- Cost and Usage Report(コスト確認)
- 派生でAthena分析(コスト分析)
- Budgets(予算アラート)
Athena
コスト分析のためにクエリ実行時の様子
感想
職場で活用すれば電子書籍代(¥1,500)はすぐにペイできるだけの知識は得られる
現場サイトとしては闇雲にコスト削減ではなく最適化として取り組みたい分野
だけど、上長に「最適化」という意味を理解してもらう労力、
施策の承認を得るための労力と、労力がかかり過ぎて実行に移す気が削がれる職場も経験してきた
今は有給消化中で次の職場ではやりがいあるコスト最適化の経験を積みたい